関越トンネル

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関越トンネル

090208.JPG一般道路の交差点では、信号機は必要不可欠な機器です。もしこれが無かったら、昔のように箱の上に交通整理の人が載って車や人の通行を整理する必要があります。現代の通行量では30分と持たないで、神経衰弱やノイローゼになってしまうのではないでしょうか?渋滞も相当なものでしょう。それだけ交差点の信号機は重要な位置にあります。

でも何故交差点の無い高速道路に信号機があるの?ですよね!!じつは関越トンネルは、道路トンネルでは日本最長の全長11km以上もあり、世界でも11番目の長大トンネルなんです。そのために災害等を考慮して、事故等の時にはいち早く通行止めにして、災害を最小限に止めるためなんです。

東名高速道路の日本坂トンネルにも信号機が設置されています。それは昭和54年7月におきた、後に【日本坂トンネル火災事故】と呼ばれる惨事からの遺産でもあります。173台の車が焼失9名の死傷者を出したこの事故は、65時間もの長時間にわたり燃え続けました。実際は二次災害の発生なんですが、時速100kmもの高速で走行していると、前方車両が停止していた場合に緊急のブレーキが間に合わないことが多くあります。ほんの少しの脇見運転やラジオの周波数調整の前方不注意の時間でも、停止車両との間隔は限りなくゼロに近づいてしまいます。これが高速道路における事故の恐ろしさである、重大事故の要因です。

前方で起きた事故の影響で、停車したトラックに次々と追突事故が発生して、漏れたガソリンに引火して火災が発生その火に合成樹脂等を積載したトラックの可燃物が次々と引火したことが、大災害になったようです。元来このトンネル付近は緩やかな勾配になっており、慢性的な渋滞箇所でした。

その後1998年に登り4車線3車線の2本のトンネルになりましたが、それで【二本坂トンネル?】では有りません!!日本坂トンネルです。

関越トンネルではこの災害を教訓に信号機を付けました。中央高速道路の【恵那山トンネル】にも付いています。どちらも長大トンネルのために危険物積載車両の通行は禁止されています。

11kmのトンネルを制限速度の70km/hで走行すると約13分の所要時間が必要です。概観の変わらない閉鎖的空間での13分は大変長く感じるものですが、このトンネルには要所要所に出口までの距離が明記してあり、このアイデアでイライラ感を減少してくれるのも良いところです。

谷川岳をブチ抜いて作ったこの道路は、新潟県民の長年の念願でした。それまでは、国道17号線で三国峠を三国トンネルで越えて群馬県に入るわけですが、冬の三国峠は大変な難所でした。苗場スキー場でも有名な豪雪地帯です。

トンネルの多くは山の頂上付近に有りますから勾配もかなり急になっています。雪道に慣れていないスキーヤーがマイカーで立ち往生して起こる渋滞も慢性的でした。初期の頃の三国峠は、三俣付近?では川原の中を走行することもありました。兎に角ドラーバー泣かせの三国峠も最近では殆ど通行することも無く、野生のサルの散歩道と化しています。途中の猿ヶ京ドライブインはドラーバーの一服場所として賑わっていました。新潟からの長い雪道を走行して疲労困憊のドライバーにとって、一杯の味噌ラーメンは体の芯から温まったものです。味噌ラーメンの発祥地は昭和30年代の札幌なんですが、いがいにもある下宿屋で味噌汁にラーメンを入れて出したら、大変喜ばれたことからのアイディアのようです。猿ヶ京ドライブインの駐車場が満杯の場合は、頑張って前橋まで走って、国道に並んだ屋台ラーメンも名物でした。当然道路交通法違反ですので、現在は存在しません。

名物はなくなりましたが、時間の短縮や雪の障害も無くなり快適な峠越えが出来るようになりました。夏の日本海、冬のスキー場・・・・・新潟に来てください。

新潟コシヒカリ

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