東京タワー

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東京タワー

090109.jpg中学の卒業旅行は、箱根・鎌倉・都内の名所旧跡を見学したように記憶している。コースの中に東京タワーも含まれていた。田舎に住んでいたのでその予備知識は全くなく、又興味も無かった。しかしその後、仕事の関係で首都高速道路を利用するようになってから、その完成度の素晴らしさに感動した。

全高333メートルの鉄塔を作るために使われた素鋼材の重量4,200トン。その重量を4本(もっと多いかも?)の足で継続して安全に支えるには基礎が重要な役割を担っていると思う。都内の表層部は関東ローム層が5~8メートルそに下に武蔵野礫層が4~5メートル更にその下位層に強固な砂礫層の東京礫層が存在して、基礎杭はその地層まで打ち込まなければ四千トン超の重量を支えられなかったでしょう。関東ローム層は富士山や箱根山から噴出された火山岩で軟らかいので、豆腐やこんにゃくに箸を刺すようなもので何の役にも立ちません。目指すは砂礫岩盤で出来ている東京礫層です。箸がこんにゃくや豆腐を突き抜けてまな板まで突き抜ければ、その上の構造物は安定するでしょう。しかし近年ならいざ知らず、昭和30年代前期に地下に20メートルもの杭を打ち込む工事がいかに難航したかは想像に難くありません。佐久間ダムや奥只見ダムのような大工事でも、現場が表に見えていますので、機材の投入は的確に行われるでしょう。しかし地下では覗いてみるわけにも行かず、更に戦時中の不発弾の存在等を考慮すると、想像を絶する難工事であったことが分かります。最近の工事現場では三千トンクラスのクレーンも稼動しています。当時は当然ありませ、タワークレーンで積み上げていったのでしょう。

関東大震災の二倍、風速八十メートルにも耐えるこの塔の正式名称は、東京電波塔です。NHKを始め、関東の主だった放送局のテレビ・ラジオ・JR・政府機関の公共電波を中継している。しかし2011年の地上デジタル放送完全移行にともなってタワーの高度不足が生じて、第二の東京タワー(東京スカイツリー)建設が予定されている。隅田川に近いことから、沖積層と思われるが、そうなると基礎の規模は相当なものになるでしょう。高さ610メートルは世界の新名所として話題を呼ぶことでしょう。残念ながら高さはブルジュ・ドバイの818メートルに抜かれてしまい、ギネスには載ることが無いのは残念におもいます。

総事業費650億円の内500億円を東部鉄道が出資、残りを放送関係各社が出資と思われる。

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