平湯大滝

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平湯大滝

090221.JPG環境保全の目的で、上高地乗鞍はマイカー規制が行われ、平湯温泉駐車場からのシャトルバスを利用するようになった。北アルプスのど真ん中に位置して、安房トンネルを越えれば長野県となる県境の温泉でもある平湯。新宿からの高速バスを利用すれば、乗り換え無しで温泉に到着できるし、バスターミナルにも日帰り入浴を楽しめるように配慮してあり、誘客には暇が無い。

40年も前のことになるが、松本で電鉄に乗り換えて最終の新島々からバスにゆられて上高地を目指した頃は、のんびりしていたものですが、最近は夏場の渋滞には閉口しますが、その原因の当事者でもあります。交互通行の釜トンネルの入り口の対岸にあった、中の湯温泉旅館は露天もあり、梓川を眺めながらの入浴は時間が止まっているかのように感じたものです。中の湯温泉旅館は、安房トンネルの工事で発生した水蒸気爆発の事故が原因で、現在の位置に移転して、梓川は望めなくなったものも、男性露天風呂からは穂高連邦の遠望を楽しむことが出来ます。上高地までの送迎バスも完備してなかなか繁盛しています。

兎に角人口過疎地帯ですから、アイディアを生かさないと営業は厳しくなる一方でしょうが、ピンチをチャンスに切り替えることの出来る、優れた地域と思っています。マイカー規制のピンチを、シャトルバスのチャンスにとって変えたこの発想は、匠の技でしょうか??・・・・

東海道や中仙道を街道の呼び方だけではなく、地方区画としての呼び方もあるようです。その中で飛騨国(飛州)は東山道に含まれていますが、当時の京都や奈良の畿内からの直通ルートが現在も存在しないことから、東山道は東海道の国道一号線のように道路とは一致しないようです。強引に畿内から青森を繋げるなら、1号線→8号線→21号線→156号線又は41号線→158号線→142号線→18号線→50号線→4号線となるでしょうか。このルートは、156号線と158号線の中部山岳地帯の冬場の通行は豪雪のために通行は不可能だったでしょう。つまり経済も生活も滞ってしまうわけです。そこで江戸時代になってからは、天領となり幕府直轄の支配となるわけですが、それ以前は庸調租の税が免除されており、その代償として大工の徴発が行われ、それが効を為して現代の飛騨の匠を育てることに繋がったようです。飛騨の匠の作った家具は、重厚で100年たっても朽ちることは無いでしょう。

夏に訪れたときの平湯大滝は、その水しぶきで冷涼感があり、落差はたいしたことはありませんが、気楽に行ける滝としてそれなりに感慨もあったものです。10年ぶりに訪れてみると、さらに進化して、シャトルバスの駐車場の隣には直売所や売店ができて、便利の代償の自然の破壊を憂えてしまいました。

コシヒカリ

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